こんにちは、アクチュアリー育成塾の松岡です。
アクチュアリーは高度な専門スキルが求められる職業ですが、それだけでは高いパフォーマンスを発揮することはできません。
アクチュアリーはあくまでもビジネスパーソンの一人なので、高いパフォーマンスを発揮するためには、ビジネスパーソンとしての基礎的なスキルを底上げすることが重要です。
その中でも、「タイピングスキル」は、日常業務の効率を支えるための重要なスキルです。
この記事では、アクチュアリーに向けて、タイピングスキルがなぜ重要なのか、具体的な練習方法、さらに実践に向けたアクションプランについて詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、タイピング練習を始めましょう!
タイピングスキルが重要な理由
アクチュアリーを目指す上で、タイピングスキルが重要な理由は次の3つです。
1. 実務での効率性
アクチュアリーとして働く場合、業務内容は多岐にわたりますが、その中でもメールや社内資料などの文書作成の機会が非常に多いです。
タイピングスキルが高いと、報告書やメールを効率よく作成できるため、仕事全体のスピードが速くなります。また、タイピングが遅いと、ストレスを感じることもあり、思考が中断されて、集中力の低下につながることもあります。
2. プログラミングスキルに直結
アクチュアリーがデータ分析をする際に、VBAやPython,Rなどでプログラミングをする機会は多いです。
一方、タイピングスキルがないとプログラミングの効率がかなり低下します。
特にコードを書く際には速さだけでなく正確性が求められるため、タイピングのミスを減らすことで、業務の生産性が上がります。(私自身も、タイピングミスによるエラーを発見するのに何度も苦しんだ経験があります…笑)
3. アクチュアリー2次試験対策
アクチュアリーの2次試験では、大量の文章をタイピングする必要があります。(いわゆる「所見」というものです。)
アクチュアリー試験では、基本的に解答時間が足りないので、正確で速いタイピングが解答時間の短縮につながり、試験の合否に直結します。
したがって、アクチュアリー正会員を目指している方にとって、タイピングスキルの向上は必要不可欠です。(ちなみに、昔の試験(2021年度以前)はタイピングではなく、手書きだったので、手書きの能力が求められましたが、今は必要ありません…笑)
タイピング練習のポイント
タイピングスキルの必要性がご理解いただけたと思うので、次はタイピングスキルを上げるための具体的な方法についてです。
新入社員のうちから、これらを意識するだけで、「できるビジネスパーソン」になれると思います!
1. 正しいフォームを意識する
- ホームポジションを死守する:左右の手を「A, S, D, F」「J, K, L, ;」に置くことで、無駄な動きを減らすことが可能です。タイピングの初歩は、ホームポジションです。
- ブラインドタッチを意識する:キーボードを見ずにタイピングをすることを「ブラインドタッチ」と言います。タイピング中は、視線を画面に集中させて、手元を見ないように意識しましょう。
2. 練習ツールを活用
タイピング練習をする際には、ゲーム形式で練習をするのが、飽きないですし、効率的です。
具体的にはe-Typing(https://www.e-typing.ne.jp/)というサイトで、スコア250が最低でもとれるように練習しましょう!
もちろん、他のサイトやアプリでも構いません。自分のあったツールを活用しましょう!
3. 継続して練習する
目標の点数が取れるまでは、毎日10分の練習を習慣化しましょう。
一日に長時間取り組むよりも、毎日短い時間をコツコツ続ける方が効果的です。
やってみよう!【アクチュアリーへの道】
- タイピング練習を毎日やろう
毎日10分、e-Typingなどの練習ツールを使って練習を続けましょう。 - 目標の点数が取れるまで継続しよう
私は新入社員には、e-Typingで250点を最低限とれるように、指導していました。 - 普段の業務からタイピングのスピードと正確性を意識しよう
普段の業務(メール作成や文書作成)の中で、「ホームポジションが守られているか」「ブラインドタッチができているか」などを意識して仕事に取り組みましょう。
おわりに
タイピングスキルは、アクチュアリーを目指す皆さんにとって、実務効率化およびアクチュアリー試験の合格を大きく左右するスキルです。一見地味なスキルに見えるかもしれませんが、コツコツと練習していきましょう!
最初の方は、点数が上がらず、苦しいかと思います。
ただ、毎日やればだれでもできるようになりますし、できるようになった後のメリットは計り知れないので、諦めず継続してほしいと思います。
あなたのアクチュアリーとしての活躍を心から祈念しております!
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