どうもこんにちは。Ayusutaです。
アクチュアリーとしての就職活動を考えているものの、実際にどのようなスケジュールで進むのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
本記事では、アクチュアリー就活の全体的なスケジュールと、アクチュアリー就活特有な選考プロセスである「数理試験」について詳しく解説します。本記事を読めば、アクチュアリー就活の全体像を理解し、スムーズに準備を進めることができるでしょう。ぜひ最後までお読みください!
※本記事は2025年2月8日に開催された「アクチュアリー就活生向け 25卒内定者座談会」の内容を基に執筆しています。年度によってスケジュールが変動する可能性があるため、あくまで目安としてご認識ください。
アクチュアリー就活のスケジュール
1. 就活スタート(5月〜)
アクチュアリー就活は、B3(学部3年生)またはM1(修士1年生)の5月頃からスタートするのが一般的です。最初に始まるのは日系大手生命保険会社の夏インターンシップ(以下、夏IS)の選考です。これを皮切りに、以下のようなスケジュールで進んでいきます。
2. 夏インターンシップ(6月〜8月)
夏ISのスケジュールは以下の通りです。
- 5月:日系大手生命保険会社の夏インターンシップの選考開始
- 6月:日系損害保険会社の夏IS選考開始
- 7月:信託銀行の夏IS選考開始
- 8月:インターンシップ実施
日系中小生命保険会社の夏ISは実施企業が年々減少しているため、応募の際は注意が必要です。
3. 秋インターンシップ(9月〜11月)
夏ISが終わると、外資系生命保険会社の秋インターンシップ(秋IS)の選考が始まります。主なスケジュールは以下の通りです。
- 9月〜10月:秋ISの選考開始
- 11月:秋IS実施
ただし、この時期はアクチュアリー試験の直前期でもあるため、受験勉強との両立が必要になります。そのため、就活の動きが比較的落ち着く時期です。
4. 冬インターンシップ & 本選考(12月〜2月)
秋ISが終わると、12月頃から冬インターンシップ(冬IS)の選考が始まります。
- 12月〜1月:冬ISの選考と実施
- 1月〜2月:本選考スタート
この時期から、夏ISを経由した本選考のオファーが増え始めるため、就職活動が本格化します。冬ISと並行して、本選考対策を進めることが重要です。
5. 内定(3月〜4月)
本選考を終えると、3月から4月初旬にかけて内定が出始め、就活が終了します。複数の企業から内定を獲得し、進路を決める人が多いです。
就活スケジュールのまとめ
アクチュアリー就活の流れをまとめると、次の通りです。

大学の授業や研究、アクチュアリー試験との両立を考えながら、計画的に就活を進めることが大切です。早めにスケジュールを把握し、余裕を持って準備を進めましょう!
数理試験とは?
アクチュアリー就活において、一般的な就職活動とは異なる特徴として「数理試験」があります。アクチュアリー正会員になるための素養があるかを確認するために、「数理試験」を課す会社が多いので、万全な準備が必要です。
1. 数理試験の内容
数理試験では、以下のような内容が問われることが多いです。
- 微分積分
- 確率・統計
- アクチュアリー試験の基礎レベルの問題
企業によっては、より高度な問題が出題されることもあります。
2. 数理試験の重要性
数理試験の結果によっては「足切り」が行われる企業もあります。そのため、十分な対策が必要です。特に、インターンシップ選考で数理試験を突破できなかった場合、本選考の際に厳しくなるケースもあります。
3. 数理試験の対策方法
数理試験を突破するための対策として、以下の方法が有効です。
- アクチュアリー試験「数学」の復習
- 特に確率・統計は頻出です。
- 過去問や模擬試験を解く
- 企業によっては過去の出題傾向を公開している場合や、就活の先輩から過去問をもらえることもあるため、情報収集が重要です。
- 就活仲間と情報共有
- 他の受験者と試験の傾向を共有することで、より効果的な対策ができます。
まとめ
本記事では、アクチュアリー就活のスケジュールと、特徴的な選考プロセスである数理試験について解説しました。
- アクチュアリー就活は、「夏IS(6月〜8月)→秋IS(9月〜11月)→冬IS & 本選考(12月〜2月)→内定(3月〜4月)」という流れで進む。
- 数理試験は多くの企業で実施され、対策が必要不可欠。
- 就活同期や先輩との情報共有が大切。
アクチュアリー就活は、学業および試験勉強との両立が求められるため、計画的に進めることが重要です。本記事が皆さんの就職活動の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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